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中古リノベ講座:2021年11月13日 Lecture

中古住宅におけるシロアリ被害のサインとは?防蟻処理が必要な部分もご紹介!

中古住宅を購入された皆さんは、シロアリ対策はお済みですか。

シロアリ対策では、シロアリ被害のサインを見逃さないことと、どの部分をチェックするべきか知ることが大切です。

今回は、中古住宅のシロアリ被害のチェックポイントと、住宅購入後の防蟻処理が必要な部分をご紹介します。

シロアリ被害を確認するチェックポイントをご紹介!

屋内でのチェックポイント


天井にシミがあったり、屋根が傷んでいたりする場合は、雨漏りしている危険性があります。

雨で壁の内部や柱の木材が柔らかくなり、シロアリ被害が発生しやすい状態になってしまいます。

また、屋内でカビの匂いがする場合は、床下や壁の内部に湿気が溜まっている可能性があります。

シロアリは湿気が多い場所に好んで生息するため、被害に遭う可能性が高いです。

最後に、シロアリの防蟻処理をした時期を確認することも大切です。

建築基準法では、住居を建築するときに、シロアリを含む害虫予防の施工をすることが義務付けられています。

しかし、一般的に薬剤の効果は5年ほどで切れてしまいます。

そのため、最後にシロアリ対策工事をしてから5年以上経過している場合は、被害に遭う危険性が高くなってしまいます。

屋外でのチェックポイント


中古住宅の庭に、ウッドデッキや伐採後の切り株、廃材などの古い木材がある場合はシロアリに狙われやすいです。

これらがある場合は、シロアリの姿や被害にあった跡がないかを確認して、傷んでいるものは処分しましょう。

新品の木製品を置く場合も、防腐・防蟻処理がされている製品を選ぶようにしましょう。

外壁にひび割れがある場合も、シロアリの侵入口になる場合があります。

蟻道(ぎどう)と呼ばれるシロアリの通路は、基礎部分や外壁に作られることが多いので、念入りに確認しましょう。

また、床下の通気口がちゃんと空気の通る状態かどうか確認することも大切です。

プランターや植物などで通気口が塞がれている場合、換気ができずに湿気が溜まってしまいます。

シロアリ対策が必要な場所とは?


今はシロアリの被害がなくても、今後シロアリの被害に遭わないとは限らないので、シロアリ対策の防蟻処理は必要です。

住宅で防蟻処理が特に必要な部分は以下の通りです。

  • エアコンの室外機付近
  • 雨どいからの水の行き場
  • 基礎部分や外壁のひび

エアコンの室外機から出る水が家屋にかかって湿気を帯びてしまうと、シロアリが好む環境になりやすいです。

室外機の向きや、水が地面に染み込むことがないように気をつける必要があります。

雨どいからの水が地面に直接吸い込まれている場合にも注意が必要です。

水受けを設置するなどして湿気を防ぎ、シロアリ対策を行いましょう。

外壁や基礎部分のひびが劣化していないかどうかを確認することも大切です。

早めに修理をして、シロアリの侵入口をなくしましょう。

まとめ

今回は、中古住宅でシロアリ被害を確認するポイントと、防蟻処理が必要な部分についてご紹介しました。

シロアリの被害をなくし、安心して暮らせる住まいづくりを目指しましょう。